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同事件では、イスラム過激派「ボコ・ハラム」によって4月14日、北東部ボルノの学校に通っていた276人の女子生徒が誘拐され、一部は脱出に成功したものの、依然として200人以上が「奴隷」として拘束されています。

12日には同過激派が拉致した少女たちの動画を公開し、「投獄されているすべてのボコ・ハラムの戦闘員が釈放されるまで、少女たちを解放しない」と主張。少女たちは国境を越えたチャドやカメルーンで、花嫁として1人2000ナイラ（約1200円）で売られていると報じられています。

これに対し、人権活動家らはハッシュタグ「#BringBackOurGirls（私たちの少女を返して）」を登録し、支援を呼びかけるキャンペーンを全世界で展開。ミシェル・オバマ米大統領夫人や英デービッド・キャメロン首相、ヒラリー・クリントン米前国務長官ら政治家や著名人がこのハッシュタグを使い、救出活動への支援を表明しています。

エマちゃんも自身のツイッターで「この過激派の男たちに拉致の責任を取らせ、少女たちを見つけ出すために圧力をかけ続けることが重要」とハッシュタグ入りでツイートし、一刻も早い救助を訴えました。

2002年に結成された「ボコ・ハラム」は、“西洋の教育禁止”という意味を持つ過激派組織。ナイジェリアにイスラム国家を創ることを目指して武力闘争を繰り広げており、今年だけで1500人以上の人々を殺害しています。