ドラマ版ハリポタの「ホグワーツ特急」が決定！廃車寸前だった蒸気機関車が復活！

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ホグワーツ特急は、ハリーたち生徒をホグワーツ魔法魔術学校へと運ぶ、ハリポタシリーズにとって重要な乗り物。

ドラマで使用されることになったのは、バッキンガムシャー鉄道センターの「ワイトウィック・ホール蒸気機関車 BR (WR) 4-6-0 5MT 6989」。

廃車になる運命だった所を、同鉄道センターのボランティアが1978年１月、南ウェールズのバリー島にある廃車置き場から引き取り、40年を費やして修復した蒸気機関車です。

偶然にも、映画版でホグワーツ特急として使用された「GWR 4900 クラス 5972 オルトン・ホール」も、ワイトウィック・ホールと同じ廃車置き場から引き取られた蒸気機関車でした。

オルトン・ホール蒸気機関車はファンに愛され、「ハリー・ポッター」映画のトレードマークのひとつとなったため、HBOドラマの制作者たちは後継車を見つけるのに苦労したとのこと。

そして最終的に彼らが着目したのは、映画で使用されたものと酷似したこのモデルでした。

同センターを運営するクエイントン鉄道協会（Quainton Railway Society ）は、かつては廃車処分になるはずだったこの列車が、ホグワーツ特急の象徴的な機関車の役割を果たすことを、「非常に誇りに思います」とコメントしています。

ウェールズの廃車置き場からバッキンガムシャー鉄道センターに引き取られる６９８９

1948年にスウィンドン工場で製造されたワイトウィック・ホールは、1964年にお役御免となり、バリー島の廃車置き場に送られました。この置き場にあった何百もの列車は、最終的に鉄道保存運動によって救われているとのこと。

現在はウェスト・サセックスのブルーベル鉄道に貸し出されており、ブライトン近郊の路線を運行しています。

同鉄道センターのゼネラルマネージャー、スティーブン・グリーンさんは、「これらの列車を運行状態に保つには、メンテナンスを行い、運行し続ける必要があります。この列車にはブルーベル鉄道の長い線路が必要なのです」と語っています。

今後、 この列車は１年のうち6ヶ月間を撮影に使用され、その後ウェスト・サセックスに戻る予定とのこと。

撮影中は、同鉄道センターのチームメンバーが、列車が適切に整備されているかどうか監督します。

グリーンさんは、この列車がドラマ版に登場することで、歴史ある同鉄道センターに新たなファンが集まることを期待しており、「これで観光客が増えることを願っています。ここに来れば作業場や、修復中の似たような列車を見学することができます」とPRしています。

なお新ホグワーツ特急のワイトウィック・ホールは、外観が緑色。
原作では、ホグワーツ特急は「紅色（くれないいろ）の蒸気機関車」と形容されており、制作会社がどのように色を変えるのか（再塗装するのか、CGで色を変えるのか）は分かっていません。

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映画のホグワーツ特急

ドラマ版ホグワーツ特急(左)　映画版ホグワーツ特急(右）

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