【画像・レポ】「スタジオツアー東京」徹底解剖８〜魔法省からダイアゴン横丁まで

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9と3/4番線のセットを出ると、いよいよ「魔法省」や、「ダイアゴン横丁」のセットへ。

このエリアには、映画に使われた「大道具」の展示やニュート役エディ・レッドメインさんが映像で解説してくれる「ファンタスティック・ビーストと魔法動物の誕生」や、箒に乗る体験が楽しめる「箒エクスペリエンス」なども。

オスカー2冠作曲家で『死の秘宝 PART1』と『PART2』を手掛けたアレクサンドル・デプラさんが解説する「アート・オブ・サイレンス」のコーナーは、映画の中の音楽の役割・重要性を分かりやすく説明し人気を呼んでいます（個人的に映画は音楽で泣かされることが多いので、デプラさんの解説は説得力がありました笑）。

「魔法省」のセットでは、東京でしか見られない実物大規模のセットが初めて体験することができますよ。

ロンドン魔法省からダイアゴン横丁までのエリア

大道具（建設）

ここでは、スチュアート・クレイグさん率いる美術チームがデザインしたセットを、実際に形にする「大道具」チームの仕事を紹介。

魔法ワールドでは、ポール・ヘイズさん率いるコンストラクション・チームがハリポタ・ファンタビ11作品で数多くのセットを建設。そのセットを並べると、約3万6000坪（12ヘクタール）に相当します。

『アズカバンの囚人』に登場した大時計の振り子

魔法省のセット

『死の秘宝 PART1』でラブグッド家に置かれていた『ザ・クィブラー』の印刷機

魔法省

魔法省のセットは面積が900m²超、壁の高さは９メートル以上もあり、マグルが手作業で作ったとは信じ難いですが、魔法使いたちが手伝ったわけではありません。

映画「ハリー・ポッター」シリーズの制作に参加したイギリスのクリエイターたちが心を込めて手作業で作られたこの巨大なセットは、慎重に運搬され、東京で見事に作り上げられました。

映画の中では、魔法省の職員たちは通勤するのに、電話ボックスやトイレ、または高さが３メートル近い巨大な暖炉のいずれかからフルーパウダー（煙突飛行粉）を使って移動しました。

ここスタジオツアー東京では、魔法省の職員たちと同じように暖炉の一つに入り、スモークや照明効果によってフルーパウダー（煙突飛行粉）を体中に振りかける、魔法のような体験の写真や動画を撮影することができます。

魔法省

『死の秘宝 PART1』で登場した「魔法は力なり」の像　

『不死鳥の騎士団』のヴォルデモートとの戦いで登場したキオスク

魔法省

『死の秘宝 PART1』のハリーたちの衣装＆巨大な魔法使いの壁画

魔法省オフィス棟

『死の秘宝 PART1』の衣装　このゲートは実際に映画で使われたオリジナルのセット。「スタジオツアー東京」のために運ばれてきました

別の角度から見たオフィス棟とオブジェ

魔法省のオフィスはひとつひとつインテリアが違っています

アトリウムの暖炉　写真撮影が可能

暖炉でフルーパウダー体験の撮影も可能

魔法省見どころ

1.オフィス棟魔法省のオフィス棟は、19世紀に建てられたビクトリア様式の建造物をモデルにしています。数千枚の赤と緑のタイルは、じつは木製です。

2.魔法は力なり魔法省の中心に建つ印象的な銅像。台座の[ 魔法使いに弾圧されるマグル像」58体を含めて、スチロール材を彫り上げた造形物で、手作業で色づけしてあります。

3.巨大な暖炉電話ボックスやトイレから移動する魔法省の入口。魔法省に設置された巨大な暖炉は、どれも高さが９メートルを超えます。

クリーチャー制作室

ここでは、ハリー・ポッター映画に登場した数多くのクリーチャーの裏側を紹介。アニマトロニクスや特殊メイクのさまざまな立体造形物が使われました。

クリーチャー制作室は、マンドレイクやバジリスクからグリンゴッツ銀行のゴブリンまで、一手に担当しました。

タレント動物　シリーズでファングやミセス・ノリスを担当した動物たち　アニマトロニクスではないですがここに展示されています(笑)

ハグリッドの頭部のアニマトロニクス　ハグリッド役ロビー・コルトレーンさんの頭を型取り、スタントマン用に造形。実際に動くところが見られます

ふくろうのアニマトロニクス

バジリスクやドラゴン　人狼などのアニマトロニクスも展示

ほうきエクスペリエンスの詳細はこちら

ファンタスティック・ビーストと魔法動物の誕生

ファンタビ映画の制作の舞台裏を解説しているコーナー。

ハリー・ポッター映画では、クリーチャーは手作業で造形されることがほとんどでしたが、デジタル技術の進歩に伴い、ファンタビシリーズでは視覚効果チームが担当しました。

スタジオツアーのこのエリアでは、エディ・レッドメイン（といたずら好きなニフラー）が出演する一連のビデオ展示で、クリーチャーのモデリング、リギング、アニメーション、テクスチャー、コンポジットがどのように行われたかを学びながら、このプロセスの各段階を詳しく体験することができます。

このエリアの最後には、木々の間を動き回り、来場者の動きを追跡し、互いに注意を引くために戦うボウトラックルの展示があります。

入口でエディさんがお出迎え

クリーチャーができるまでを紹介

まずキャラクターをデザインし、モデリング（脚本を読み実在の動物を参考にしながらクリーチャーのデザインを決定。その過程で３Ｄモデルを制作します）

ニフラーのコンセプトスケッチ

テキスチャマッピング　フワフワした毛並みを再現

アート・オブ・サウンド

この部屋ではセリフ・効果音・楽曲など音響デザイン全般の仕事を紹介。

撮影現場の音声拾いからドラゴンなどの魔法動物を含む効果音の制作などのほか、ハリー・ポッターの日本語吹替の小野賢章さんや『死の秘宝 PART１』と『PART2』で音楽を手掛けたアレクサンドル・デプラさんが、映像でそれぞれの仕事の役割や重要性を解説しています。

撮影現場のマイクなど

効果音　撮影終了後にドラゴンの声などを合成してつけます

アレクサンドル・デプラさんや小野賢章さんが映像で解説

ダイアゴン横丁

ダイアゴン横丁はにぎやかな商店街で、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒にとって、新学期の準備に欠かせない場所。

足を踏み入れれば、この魅惑的なセットのディテールを間近で見られます。

『ハリー・ポッターと賢者の石』で初めて制作されましたが、続編映画にも何度も登場しています。壁の位置や店の並びを変更したり、建物全体の角度を左右に微妙に変えたりして、完全な街並みが作られています。

さらに『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』の撮影では、ダイアゴン横丁のセットの数々が雪化粧したホグズミード村に変身しました。

ダイアゴン横丁

ウィーズリー・ウィザード・ウィーズ

フレッドとジョージ

ウィーズリー・ウィザード・ウィーズの入口に置かれた「ゲーゲー・トローチ」（食べると吐き気を催すトローチ。授業を抜け出す際の口実に使われた）の人形

グリンゴッツ銀行

マダム・マルキンの洋装店―普段着から式服まで

（左から）ワイズエーカー魔法用品店、フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラー、フローリシュ・アンド・ブロッツ書店

フローリシュ・アンド・ブロッツ書店

USJでもおなじみ「オリバンダー杖店」

フローリアン・フォーテスキュー・アイスクリーム・パーラーのディスプレイ

見どころ

ウィーズリーウィザードウィーズ店
ウィーズリー兄弟のいたずら専門店。伸び耳から惚れ薬までありとあらゆるものが並んでいます。18世紀の店先に似せたデザインの その店は建築に３か月以上かかりましたが、メイン玄関にある約６メートルの動くマネキンの制作にほとんどの時間が費やされました。 フレッドとジョージ・ウィーズリー兄弟のいたずら好きなユーモアのセンスは、グラフィックデザインチーム「ミナリマ」によって デザインされた120の商品に反映されています。

グリンゴッツ銀行
ゴブリンが経営するグリンゴッツ銀行には迷宮のような地下金庫室がありドラゴンが守っています。 貴重品の預け先としては魔法界でいちばん安全な場所と言われていますが、『死の秘宝 PART2』ではハリーたちがレストレンジ家の金庫に侵入し、分霊箱を盗み出しました(笑)。

オリバンダーの杖店
ほこりっぽい老舗ですが、どの棚にも杖がぎっしり。ここでハリーは杖に選ばれました。 店内には17,000個 以上の化粧箱があり、その一つひとつラベルが付いています。

‘Wizarding World’ and all related names, characters and indicia are trademarks of and c Warner Bros. Entertainment Inc. . Wizarding World publishing rights c J.K. Rowling.

[posted at JST 11:30/7/5/2023 ©ポッターマニア　無断転載禁止]

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【ホグワーツ・マジカル・セレブレーション】


【USJ『ハリー・ポッター・アンド・ザ・フォービドゥン・ジャーニー完全版』】　記事　先行体験会の模様。アトラクション映像あり

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