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今年のゴールデン・グローブ賞は、『それでも夜は明ける』と『アメリカン・ハッスル』が、それぞれ最多9部門でノミネート。『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』が、5部門の候補を獲得し続いています。

『アメリカン・ハッスル』は、『世界にひとつのプレイブック』のデビッド・O・ラッセル監督が、米国で実際に起きた収賄スキャンダル「アブスキャム事件」を映画化した作品。天才詐欺師とFBI捜査官が手を組み、前代未聞のおとり捜査作戦によって真相を暴いた実話を、クリスチャン・ベール、ブラッドリー・クーパー、エイミー・アダムス、ジェニファー・ローレンス、ジェレミー・レナーら豪華俳優で描いています。

『それでも夜は明ける』は、奴隷制が廃止される前の米国を舞台に、突然拉致され奴隷として売られてしまった黒人音楽家ソロモンの数奇な人生を描いた作品。米映画俳優組合（SAG）賞でも、最多候補を獲得しています。

『風立ちぬ（英題The Wind Rises）』は、日本映画として、黒沢明監督の『夢』以来23年ぶりに外国語映画賞にノミネート。同じく外国語映画賞のショートリストに選ばれていた是枝裕和監督の『そして父になる』は、惜しくも候補にはなりませんでした。

授賞式は来年1月12日（日本時間13日）にビバリーヒルズで開催。NBCが放送します。

【ゴールデン・グローブ賞映画部門候補リスト】TV部門など全リスト
ドラマ部門
■作品賞
それでも夜は明ける
キャプテン・フィリップス
ゼロ・グラビティ
あなたを抱きしめる日まで
ラッシュ/プライドと 友情
■主演女優賞
ケイト・ブランシェット『ブルージャスミン』
サンドラ・ブロック『ゼロ・グラビティ』
ジュディ・デンチ『あなたを抱きしめる日まで』
エマ・トンプソン『ウォルト・ディズニーの約束』
ケイト・ウィンスレット『とらわれて夏』
■主演男優賞
キウェテル・イジョフォー『それでも夜は明ける』
イドリス・エルバ　『Mandela: Long Walk to Freedom』
トム・ハンクス『キャプテン・フィリップス』
マシュー・マコノヒー『ダラス・バイヤーズクラブ』
ロバート・レッドフォード『オール・イズ・ロスト 〜最後の手紙〜』

ミュージカル・コメディ部門
■作品賞
アメリカン・ハッスル
Her
Inside Llewyn Davis
ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅
ウルフ・オブ・ウォールストリート
■主演女優賞
エイミー・アダムス『アメリカン・ハッスル』
ジュリー・デルピー『ビフォア・ミッドナイト』
グレタ・ゲルウィグ『Frances Ha』
ジュリア・ルイス＝ドレイファス『Enough Said』
メリル・ストリープ『August: Osage County』
■主演男優賞
クリスチャン・ベール『アメリカン・ハッスル』
ブルース・ダーン『ネブラスカ ふたりの心をつなぐ旅』
レオナルド・ディカプリオ『ウルフ・オブ・ウォールストリート』
オスカー・アイザック『Inside Llewyn Davis』
ホアキン・フェニックス『Her』