ELPのキース・エマーソンさんが71歳で死亡、死因は自殺と判定 直前の様子と代表作12選

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ビルボード誌の取材で明らかになったもの。地元のサンタモニカ警察は、キースさんが銃で頭を撃ち抜き自殺したと認めています。拳銃は、キースさんが護身用に所持していたものでした。

キースさんは現地時間3月10日、サンタモニカの自宅で死亡している所を、日本人パートナーのカワグチ・マリ（川口真理）さん（52）が発見。

真理さんがデイリー・メール紙に語った所によると、キースさんは手に神経障害を抱え、それが演奏に影響を与えており、4月に控えた日本のコンサートでうまく弾けるかとても悩んでいたとのこと。

川口さんは、「木曜（10日）の夜、彼の体調は良くありませんでした。気管支炎だったのです。だから彼をベッドに寝かせました。私がそばを離れた時、彼は眠っていました。ですので戻った時も寝ていると思っていました。そして事の次第を知ったのです。。彼は亡くなっていました。今でもまだとてもショックを受けています」と告白。

さらに「ずっと前から彼は右の手と腕に問題を抱えていて、数年前に1度、悪い筋肉を摘出する手術を受けました。でも右手の痛みと神経の問題は悪化していきました。日本でのコンサートを控え、彼をサポートする補助のキーボード奏者も雇ったのですが、それでも彼は心配していました」。

「キースはとても繊細な人で、インターネットの批評はすべて目を通していました。昨年コンサートをしたときは、『彼にはもう演奏を止めて欲しい』というような意地悪な投稿をされました」と心ない感想に悩んでいたことを明らかにしました。

続けて「彼はうまくできないのではないかと悩み苦しんでいました。日本（のコンサート）の後は、引退するつもりでした」。

「彼はファンをがっかりさせたくなかったのです。完璧主義者なので、完璧に演奏ができないのではないかという思いが、彼を落ち込ませ、神経質にして不安にさせていました」と長年悩んでいたと語りました。

「エマーソン・レイク&パーマー」は、元「ザ・ナイス」のキース・エマーソン（キーボード）、元「キング・クリムゾン」のグレッグ・レイク（ベース・ギター・ヴォーカル）と、元「アトミック・ルースター」のカール・パーマー（ドラムス）の3人が1970年に結成したプログレッシブ・ロック・バンド。

ロックとクラシックを融合させ、ムソルグスキーの『展覧会の絵』やバッハの『トッカータとフーガ』、チャイコフスキーの『くるみ割り人形』などを編曲し人気に。

伝説のキーボード奏者として名高いキースさんは、ロックにシンセサイザーを導入した先駆者としても知られています。

グレッグ・レイクさんの追悼コメント
カール・パーマーさんの追悼コメント

謹んで哀悼の意を表します。。
（もしあなたがキースさんのように悩みを抱えていたら、まず相談を！）

ビルボード誌 デイリー・メール紙[posted at JST 18:00/3/13/2016 ©ポッターマニア　無断転載禁止]

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（左から）エマーソン・レイク＆パーマー 　昔は可愛かったグレッグ・レイク♡（再結成で来日した時は「相撲部屋の親方」がステージに上ったのかと思いましたよ…笑）

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