ハリー・ポッター「炎のゴブレット」第20章

The First Task (第一の課題) 次の日ハリーはハーマイオニーに、ドラゴンを見たことやシリウスの話の内容を話した...。
◆簡単な呪文とは？◆ シリウスが言いかけた「簡単な呪文」を探しにハリーとハーマイオニーは図書館へ。簡単な呪文とは何だろうか？変身呪文(Switching Spell)でドラゴンの牙をワインガムに変えれば良いのだろうか。それとも自分自身に魔法をかけてパワーアップさせるとか？もちろん「忙しくてイライラしている魔法使いのための基本的呪い集」に出ている｢instant scalping　瞬間髪抜き(汗)｣ではないらしいし…。 ●wine gum(s):ワインガム(ゼラチンで作ったフルーツ味のお菓子。柔らかい) ●Basic Hexes for the Busy and Vexed：「忙しくてイライラしている魔法使いのための基本呪い集」本のタイトル ●Men Who Love Dragons Too Much：「ドラゴンを愛しすぎた男」本のタイトル。ハグリッドのこと？　 ◆Diffindo! /　裂けよ！◆ 物を裂く魔法。セドリックだけが最初の課題について知らないのはフェアではないと思ったハリーは、この呪文を唱えて彼と話すきっかけを作り、課題内容がドラゴンだとこっそり告げた。 ◆ムーディーのヒント◆ ハリーの態度に感心したムーディーは自分の部屋に彼を招き、ドラゴンに立ち向かう方法について何か心当たりはあるのかと訊ねる。そして「自分の長所を生かせ」｢(クィディッチが得意ならそれに必要なものを)手に入れる簡単な呪文とは何だ？｣とアドバイスをくれる。＝ムーディーの部屋にあったもの＝ ●Secrecy Sensor:「秘密感知機」　金色で､くねったテレビアンテナみたいな形のもの。隠し事や嘘を感知すると振動する。学校では混信が多く、ムーディーが着任以来ブンブン鳴っているとか。 ●Foe-Glass：「敵見鏡」　鏡に似たものだが、ぼんやりしたシルエットが映っている。ムーディー曰く｢(鏡の中で)コソコソしている人が見えるか？こやつらの白目がはっきり見えるようになるまでは問題ない。(見えるようになったら)その時はこのトランクの出番となる。。｣トランクの解説は下記参照。 ◆Summoning Charm(呼び寄せ呪文)のレッスン◆ マッド-アイのヒントで、ファイアボルトを使ってドラゴンと立ち向かえば良いと気づいたハリーは､ハーマイオニーに「呼び寄せ呪文」を教わる。翌日の午後までにマスターしなくてはならないので､2人は空いている教室や談話室で夜遅くまで練習を続けた。 ◆最初の課題◆ 当日の昼食中マクゴナガル先生に呼び出されたハリーは、ドラゴンを見かけた禁じられた森のはずれへ連れて行かれる。そこにはバグマンと3人の代表選手が既に集まっていた。 ●競技内容バグマンが差し出した袋の中から代表選手めいめいが１つずつ模型を選び、それと同じ種類のドラゴンから金の卵を取ってくる、というもの。 ●順番とドラゴン ①セドリック：スェーデン･ショート-スナウト種 ②フルー(ル)：ウェールズ･グリーン種 ③クラム：チャイニーズ･ファイアボール種 ④ハリー：ハンガリー･ホーンテイル種フルー(ル)もクラムもドラゴンの模型を見て驚かなかったので、ハリーの予想通り2人ともそれぞれの校長からドラゴンの事を聞かされていたに違いない。 ◆ハリーとハンガリー･ホーンテイル種◆ ハリーの居るテントの中では、生徒の歓声とバグマンのアナウンスしか聞くことができない。15分後セドリックは終了。点数は読み上げられないので待っている選手には分らない。フルー(ル)は10分で成功したようだ。クラムも金の卵をゲットした。いよいよハリーの番、囲いに入ると何百と言う生徒が自分を見ている。ホーンテイルは卵を守るように身をかがめ、トゲのある尻尾をのた打ち回らせながら凶悪な黄色い目をハリーに向けている。ハリーは「呼び寄せ呪文」を使いファイアボルトを手に入れると、高く上空に飛び上がった。まずは陽動作戦だ。ホーンテイルの頭上で円を描きながらグルグル回るとドラゴンの頭のそれにつられて回転する。ホーンテイルが口を開けるとハリーは真っ直ぐ下降し炎は避けた。が、尾っぽをよけた際に長いトゲが彼の肩をかすめ、ローブを切り裂いてしまった。ドラゴンはまだ卵を大切に守っている。ハリーは再びグングン上昇してドラゴンをじらし、最後はホーンテイルが後ろ足で立ち上がった隙に、金の卵を掴み取るのに成功したのだった！最年少のハリーが最も素早く卵を取った！ ◆ロンと仲直り◆ マクゴナガル教授の勧めで救急テントで治療をしたハリー(肩の傷は浅かった)、テントを出るとそこにはロンとハーマイオニーが！ロンは｢誰が君の名前をゴブレットに入れたとしても、そいつは君のことを殺そうとしてる奴だよ｣と言う。ハリーはそれを聞いた途端、まるでこの数週間は全く存在しなかったような、代表選手に選ばれて初めてロンに会ったような気分になる。ロンは謝ろうと口を開けるがハリーは遮った「いいんだよ、もう」。「あなたたちって大バカよ！」ハーマイオニーは泣き出したのだった。。。 ◆3人の戦いぶり◆ ●セドリック：石をラブラドール犬に変身させ、ドラゴンの注意を犬の方に向けてその隙に金の卵をゲット。しかし卵を取った瞬間ドラゴンの気が変わりセドリックに火を吐き火傷をさせた(傷はそんなにひどくはないようだ)。 ●デラクール：ドラゴンに魔法をかけ、一種のトランス状態にさせて眠らせてから金の卵を取った。しかしイビキをかいた際に炎が噴き出てスカートを燃やした(杖から水を出して消し止めた)。 ●クラム：目でドラゴンに魔法をかけたが、(ドラゴンが)苦痛の為ドシドシあたりを踏みつけ卵の半分をつぶしてしまった。(最初の課題ではハリーと同点の1位タイ) ◆ハリーの得点◆ 各審査員が持ち点10点満点で点数をつける。ハリーの点は…マダム･マキシム校長8点、クラウチ氏9点、ダンブルドア校長9点、バグマン氏10点、カルカロフ校長4点だった。(1位タイ) ◆次回の課題とは？◆ 日にちは2月24日の朝9時30分。金の卵にはちょうつがいが付いていて開くことが出来、中には次の課題の手がかりが入っているらしい。
ムーディー教授の部屋 Secrecy Sensorなどの闇の探知機の他、鍵穴が７つも一列に並んでついているトランクが置いてある。中には一体何が入っているのだろう？
・original page date　5/17/2002
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The First Task (第一の課題) 次の日ハリーはハーマイオニーに、ドラゴンを見たことやシリウスの話の内容を話した...。
◆簡単な呪文とは？◆ シリウスが言いかけた「簡単な呪文」を探しにハリーとハーマイオニーは図書館へ。簡単な呪文とは何だろうか？変身呪文(Switching Spell)でドラゴンの牙をワインガムに変えれば良いのだろうか。それとも自分自身に魔法をかけてパワーアップさせるとか？もちろん「忙しくてイライラしている魔法使いのための基本的呪い集」に出ている｢instant scalping　瞬間髪抜き(汗)｣ではないらしいし…。 ●wine gum(s):ワインガム(ゼラチンで作ったフルーツ味のお菓子。柔らかい) ●Basic Hexes for the Busy and Vexed：「忙しくてイライラしている魔法使いのための基本呪い集」本のタイトル ●Men Who Love Dragons Too Much：「ドラゴンを愛しすぎた男」本のタイトル。ハグリッドのこと？　 ◆Diffindo! /　裂けよ！◆ 物を裂く魔法。セドリックだけが最初の課題について知らないのはフェアではないと思ったハリーは、この呪文を唱えて彼と話すきっかけを作り、課題内容がドラゴンだとこっそり告げた。 ◆ムーディーのヒント◆ ハリーの態度に感心したムーディーは自分の部屋に彼を招き、ドラゴンに立ち向かう方法について何か心当たりはあるのかと訊ねる。そして「自分の長所を生かせ」｢(クィディッチが得意ならそれに必要なものを)手に入れる簡単な呪文とは何だ？｣とアドバイスをくれる。＝ムーディーの部屋にあったもの＝ ●Secrecy Sensor:「秘密感知機」　金色で､くねったテレビアンテナみたいな形のもの。隠し事や嘘を感知すると振動する。学校では混信が多く、ムーディーが着任以来ブンブン鳴っているとか。 ●Foe-Glass：「敵見鏡」　鏡に似たものだが、ぼんやりしたシルエットが映っている。ムーディー曰く｢(鏡の中で)コソコソしている人が見えるか？こやつらの白目がはっきり見えるようになるまでは問題ない。(見えるようになったら)その時はこのトランクの出番となる。。｣トランクの解説は下記参照。 ◆Summoning Charm(呼び寄せ呪文)のレッスン◆ マッド-アイのヒントで、ファイアボルトを使ってドラゴンと立ち向かえば良いと気づいたハリーは､ハーマイオニーに「呼び寄せ呪文」を教わる。翌日の午後までにマスターしなくてはならないので､2人は空いている教室や談話室で夜遅くまで練習を続けた。 ◆最初の課題◆ 当日の昼食中マクゴナガル先生に呼び出されたハリーは、ドラゴンを見かけた禁じられた森のはずれへ連れて行かれる。そこにはバグマンと3人の代表選手が既に集まっていた。 ●競技内容バグマンが差し出した袋の中から代表選手めいめいが１つずつ模型を選び、それと同じ種類のドラゴンから金の卵を取ってくる、というもの。 ●順番とドラゴン ①セドリック：スェーデン･ショート-スナウト種 ②フルー(ル)：ウェールズ･グリーン種 ③クラム：チャイニーズ･ファイアボール種 ④ハリー：ハンガリー･ホーンテイル種フルー(ル)もクラムもドラゴンの模型を見て驚かなかったので、ハリーの予想通り2人ともそれぞれの校長からドラゴンの事を聞かされていたに違いない。 ◆ハリーとハンガリー･ホーンテイル種◆ ハリーの居るテントの中では、生徒の歓声とバグマンのアナウンスしか聞くことができない。15分後セドリックは終了。点数は読み上げられないので待っている選手には分らない。フルー(ル)は10分で成功したようだ。クラムも金の卵をゲットした。いよいよハリーの番、囲いに入ると何百と言う生徒が自分を見ている。ホーンテイルは卵を守るように身をかがめ、トゲのある尻尾をのた打ち回らせながら凶悪な黄色い目をハリーに向けている。ハリーは「呼び寄せ呪文」を使いファイアボルトを手に入れると、高く上空に飛び上がった。まずは陽動作戦だ。ホーンテイルの頭上で円を描きながらグルグル回るとドラゴンの頭のそれにつられて回転する。ホーンテイルが口を開けるとハリーは真っ直ぐ下降し炎は避けた。が、尾っぽをよけた際に長いトゲが彼の肩をかすめ、ローブを切り裂いてしまった。ドラゴンはまだ卵を大切に守っている。ハリーは再びグングン上昇してドラゴンをじらし、最後はホーンテイルが後ろ足で立ち上がった隙に、金の卵を掴み取るのに成功したのだった！最年少のハリーが最も素早く卵を取った！ ◆ロンと仲直り◆ マクゴナガル教授の勧めで救急テントで治療をしたハリー(肩の傷は浅かった)、テントを出るとそこにはロンとハーマイオニーが！ロンは｢誰が君の名前をゴブレットに入れたとしても、そいつは君のことを殺そうとしてる奴だよ｣と言う。ハリーはそれを聞いた途端、まるでこの数週間は全く存在しなかったような、代表選手に選ばれて初めてロンに会ったような気分になる。ロンは謝ろうと口を開けるがハリーは遮った「いいんだよ、もう」。「あなたたちって大バカよ！」ハーマイオニーは泣き出したのだった。。。 ◆3人の戦いぶり◆ ●セドリック：石をラブラドール犬に変身させ、ドラゴンの注意を犬の方に向けてその隙に金の卵をゲット。しかし卵を取った瞬間ドラゴンの気が変わりセドリックに火を吐き火傷をさせた(傷はそんなにひどくはないようだ)。 ●デラクール：ドラゴンに魔法をかけ、一種のトランス状態にさせて眠らせてから金の卵を取った。しかしイビキをかいた際に炎が噴き出てスカートを燃やした(杖から水を出して消し止めた)。 ●クラム：目でドラゴンに魔法をかけたが、(ドラゴンが)苦痛の為ドシドシあたりを踏みつけ卵の半分をつぶしてしまった。(最初の課題ではハリーと同点の1位タイ) ◆ハリーの得点◆ 各審査員が持ち点10点満点で点数をつける。ハリーの点は…マダム･マキシム校長8点、クラウチ氏9点、ダンブルドア校長9点、バグマン氏10点、カルカロフ校長4点だった。(1位タイ) ◆次回の課題とは？◆ 日にちは2月24日の朝9時30分。金の卵にはちょうつがいが付いていて開くことが出来、中には次の課題の手がかりが入っているらしい。
ムーディー教授の部屋 Secrecy Sensorなどの闇の探知機の他、鍵穴が７つも一列に並んでついているトランクが置いてある。中には一体何が入っているのだろう？
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